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Key Person(キーパーソン)とは

Key Person(キーパーソン:以下KP)とは、医療・介護施設並びにそれら関係者との間に立って連絡窓口の役割を担う人物の事です。この方がいることで、情報が集約されるとともに、今後の治療・療養計画を決定して進めることが可能となります。

そのため、KPは家族間で経済状況や育児状況なども含め、一つ一つ丁寧に相談した上で、当事者全てが納得のいく様に決定される事が望ましいのですが、実際にはそう上手くはいっていません。

その理由はいくつかありますが、ここでは2つ挙げます。

1つは、緊急入院により、急遽KPとなってしまう/されてしまう場合です。それまで大きな病気やケガをすることもなく過ごしていた方が、急病や不慮の事故により病院へ緊急搬送されると当然、ご家族が付き添ったり呼び出されたりします。到着すると状況説明がなされ、必要に応じて同意書へのサイン等も求められます。その流れのまま、KP(候補)として扱われることが多いです。

もちろん、落ち着いてからKPの変更・決定をすることも出来ますが、病院到着当初から付き添い、説明を受けている方にKPとなってもらうことが患者様自身にとっても、病院側にとっても望ましいのです。なぜなら、同じ説明を別の方にする必要・手間がなくなり、円滑な治療を進めることができるからです。

それまでKPに誰がなるか、KPに連絡が付かないときは、次に誰が連絡を受けるのか等、事前に相談が出来ている事は稀なので、最初に説明を受けた方がKPになりがちです。別の方も自分の都合を考え、出来れば厄介ごとを避けたいので、ますます最初の方がKPとならざるを得ないことが多々あります。

このような経緯でKPとなった方への負担は多く、また家族間での理解や協力が不足しがちであり、強いストレスを抱えていることが多くみられます。

2つ目は、女性だからと言う理由でKPとなってしまう/されてしまう場合です。例えば、世帯主(父)が入院した場合、KPは妻がなることがほとんどです。何らかの理由で妻がKPとなれない場合は、長男の妻など、お嫁さんがやることが多いです。

医療現場では、主に患者様のケアをするのは看護師であり、男女比で言うと女性の方が圧倒的に多いです。それが理由なのかどうかは分かりませんが、患者様へのケア対応は女性スタッフの方が好まれます。

その延長線上、あるいはイメージがあるのか、KPは妻や嫁といった女性が多い様に見受けられます。それに合わせて、男性、長男等は仕事で忙しく、連絡窓口になれない/なりづらいといった理由もあるのかもしれません。

妻にしろ、嫁にしろ都合があり、場合によっては働いていることもあるので、必ずしもKPにふさわしいとは言えないようにも思いますが、現実的にはKPとなっている事が多いようです。

1つ目の場合と異なり、2つ目はうまくいきそうに思えるのですが、実は夫婦の不仲や嫁舅問題があったりして、スムーズに行かないケースも多いのです。

いずれにしても、KPをどうするか、どのような順番で連絡をとるのか、連絡手段や時間帯など、機会を見つけて少しづつ決めておくことが大切です。いざというときに慌てないよう、事前の準備として、今のうちから考えておくことをお勧めいたします。

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